歩くスキーと健康

 中年過ぎの人は、メタボリック症候群予防のため、身体を動かすことがもとめられます。

 健康推進と体力維持のために生涯にわたって運動をするように呼びかけられています。

 健康スポーツ医師に運動処方を作成してもらったり、健康運動指導士やスポーツインストラクターなどに体育ジムの利用法を教えてもらったりする人もいます。スイミングスクールに通う人、アレイを用いた体操をする人、ラジオ体操をする人、散歩やジョギングをする人もいます。リハビリテーションにも楽しみながらできるスポーツが利用されるようになってきました。

 生活に運動を取り入れることは、食事をするのと同じぐらい大切な事です。その人にとって適切と言える運動量(運動所要量といいます)は、年齢、体力、体質によって異なります。

 持病のある人、病後の人は医師に相談することが必要です。病気のない人が自分で判断する場合は、無理なく持続できるのが目安です。頻繁に休むのでなく、休まなくてもある程度の時間継続できること、それと歳をとっても継続できることが大切です。

 また、全身の筋肉や関節や神経それに循環や呼吸の機能をバランスよく使って鍛えるのが基本です。はじめは無理なく実行して継続していくと次第に上達して楽しく運動量を増やすことが出来るのです。

 歩くスキーは冬の北海道で雪のあるところから手軽にできて自分の体力、技量にあわせて楽しめるスポーツです。

 空き地や公園や校庭でも可能でしょう、寒いと言っても身体を動かすと暖かくなり汗をかかない程度に持続することも出来るし、速足で歩いたり滑ったりすれば運動量をあげることもできます。

 風が吹く日でも森に入ってしまえば木々が風を防いでくれます、風のない日は太陽の光をあびるようにしましょう。時には他人のペースに合わせて交流を育てるのにも役立てて下さい。

 仕事が忙しい人は、スポーツに時間がとれません、また、準備に時間がかからず楽しんでできなければ長続きしません。短時間でもそこそこの運動量が得られるスポーツが望ましいので、そのように効果があがるように心がけましょう。

歩くスキーを楽しめる本 著者:浜島 泉より